保育士を辞めた人の本音体験談|新たなキャリアへの踏み出し方とは?

古い考え方の園長との葛藤 – 保育士の子育てと職場環境について

こんにちは!
32歳、既婚女性です。

私は保育士として働いて12年目です。

今努めている職場はこども園です。

旦那の転勤のために引っ越し、現在の地域に引っ越してきました。

引越し先でも仕事がしたく、この職場を選び、勤めたのが3年前です。

しかし残念ながら昨年退職しました。

人間関係もとても良かったし、お給料もそこそこ良かったです。

他の園に比べるとまあまあ恵まれているお給料だったと思います。

ただ、園長がとても考え方の古い方でした。

私は3歳クラスの担任を持っていたのですが、30歳を超え、子供も欲しいと考えるようになりました。

妊活も始めようと思っていました。

今は少しずつ保育士、幼稚園の先生も育休、産休を取ることが当たり前になってると思います。

しかし、残念ながら、私の園の園長は古い考えの年配の女性です。

子どもを考えているなら担任は持たせられない、正職員としても雇いたくない、パートとして働く、もしくは辞めて家庭に入りない。

というタイプでした。

その考えが職員の中にも浸透していて、私以外の先生が年度途中で妊娠してしまった時に、ものすごくバッシングを受けました。

「時期を考えてほしかった」
「途中で担任が変わるなんて可愛そう」
「他の先生方の負担が考えられないなんて無責任」
などなど。

特に年配の先生方の考えがそうでした。

私もとても悩んでいました。

子どもは欲しいけど、仕事はできるだけ続けたい。

産休、育休を取って、復帰もしたい。

けどそんなことが言える雰囲気ではなく…

子どもがほしいことはある程度の延長や他の先生方にも伝えていました。

なので、先生方からは「早く作るために仕事やめたら?」
「パートとして来年は働くんだよね?」などの言葉がありました。

もちろんそれは悪気がなくて、元気な赤ちゃんを産むならそれが当たり前、
良い意味で言っているんですよね。

それがさらに辛くて…

結局私は退職の道を選んでしまいました。

続けられるものなら続けたかったのですが…

とても心残りです。

夢と現実の間で揺れ動く保育士の心情 – 子どもたちとの向き合い方と自己肯定感の重要性

私は子供の頃から保育士さんに憧れていました。
幼稚園に通っていた頃の担任の先生が大好きだったことを今でもしっかり覚えています。

私もいつか先生みたいになりたいと!と、よく母に言っていたようです。

それからずっと、私の将来の夢は保育士になることでした。

高校生のときにも気持ちはもちろん変わらず、進路は迷うことなく、保育士になるための専門学校に進学。

その後、卒業した私は無事に保育士になるという夢をを叶えたのです。

そのとき私は、ついにスタートラインに立てたのだと嬉しい気持ちでいっぱいでした。

しかし、仕事は想像していた何倍も忙しく、私は本当に保育をしているのか?子どもたちの成長を伸ばしていくことができているのか?と不安になることもたくさんありました。

そして何よりも、子どもたちにとって、私が憧れたような先生になれていないのではないかというプレッシャーに押しつぶされそうでした。

やはり保育士という職業の大変さ、お給料に関して不安になり、やはり違う道を選んでいく仲間をたくさん見ていくなかで、もしかしたら、私もそんなに長くは続けられないかもしれない。

そんな風に思うようになりました。

それでもなんとか5年ほど保育士として働いていましたが、ある時体調を崩し、病院にかかったところ、かなり疲労していると告げられました。

確かに、仕事のことばかり考えて不安になり、その繰り返しで眠れないこともよくあり、体重もすっかり減ってしまっていたのです。

こんな先生では子どもたちにとって良い環境を提供しているとは言えない。
と決意し、退職を決めました。

今でもまた保育士をしたいな。
と素直に思うこともありますが、現在の状況ではなかなか難しいかなぁと思っております。

保育士は子どもたちにとって、いつでも頼れる存在でなくてはならないと思います。

だからこそ、保育士自身が安心して自信を持って働ける環境ができていくと、この先の未来も明るいのではないでしょうか。

保育士の道―夢と現実、そして向き合った決断

保育所の設置に、株式会社が参入できるようになって、続々と新しい保育園がオープンしています。
私は、離婚をきっかけに、3年前に保育士資格を取得しました。

大学や専門学校の保育科を卒業した先生達とは異なり、国家試験で資格取得した私には現場実習の経験がありません。こんな机上でしか保育を知らない私でも、即決で採用してくれるのは、新規参入した法人が経営する保育園です。

新しい園に、ベテランの先生が在籍しているのは稀なことで、20代前半の若い先生ばかりでした。
保育の知識が乏しい『素人』が経営している上に、経験の少ない保育士たちが手探りで保育をしているのですから、あまり良い園とは言えませんでした。

保護者が家庭で、甘いジュースを与えてしまう為か、園で出される麦茶を飲めません。嫌がっている園児の顔を押さえつけ、口に麦茶を流し込んでる様子は、目を背けたくなりました。ゲホッゲホッと、麦茶で喉を詰まらせてしまい、地上なのに溺れてしまうのではないかと危険を感じた事もありました。

この時、「どうしてこんな事を?」と主任(20歳代)に聞いたところ、「水分を取らないと、熱中症になってしまうから!具合が悪くなっては、保育士が責任を取らされてしまうから。」と言われました。

給食の時間にも似た状況がありました。偏食がちな園児の口いっぱいに食べ物を詰め込み、その子が舌で押し出して、エプロンに落ちた物を、再び口に入れるといった様子です。

1,2歳児にこれをやってしまうのはどうなのか?『食育』と言いながら、この子が食べる事を嫌いになってしまっては、元も子もないのではないか?と疑問に思いました。

これまた主任に聞くと、「園できちんと食べさせないと、栄養失調になってしまうから。」とのことでした。偏食を正す事も、保育士として重要な務めだと思いますが、この虐待の様な行為を、保護者が知ったらどう思うのでしょうか?そこまでして、食育をして欲しいとは望んでいないのではないでしょうか?

私は、施設長と面談があった際に、これらの事を相談しました。
施設長は、保育とは全く業種の異なる経験をされてきた50歳代の男性でした。
「ボクに言われても…。ボクは保育の経験がないから…。主任がそう言っているなら、そうするしか…。何かあれば、ボクが責任を取る事になるんだろうけど。」と。

「何かあってからでは、困るでしょう。私だったら、こんな保育園には子どもを預けたくありません。もう少し、保育の現場を見たらどうなんですか?」と反論しましたが、
保護者はもちろん、行政も、こんな質の悪い保育をしているとは知る由もなく、内部の人間が改善を求めているのに、動こうとしない経営陣。

保育士不足の対策として、処遇改善などと言って、給与は上がっているかもしれませんが、子ども達の未来が暗くなりそうな予感がしてなりません。
こんなモヤモヤを抱えたまま仕事をする気になれず、私は保育業界から離れました。

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