保育士を辞めた人の本音体験談|新たなキャリアへの踏み出し方とは?

保育士の葛藤と成長:大切な夢を追いながら

こんにちは。私はFufuです。
私は、中学生のころに経験した職場体験をきっかけに保育士という職業に興味を持ちました。
高校を卒業した後は幼児教育科のある短期大学に入学しました。
2年間という短い期間のうちに、保育に関する知識を学び、教育実習、保育実習、施設実習を行うことはとても大変でしたが、卒業と同時に幼稚園教諭と保育士資格をもらいました。
保育士になれたととても嬉しかったです。
在学中に実習した園から声をかけてもらえたので、私は卒業後私立幼稚園に勤め始めました。

家から自転車で30分程、幸い実家から通えましたので、晴れの日はもちろん、雨の日、雪の日、毎日自転車で通勤しました。私の勤めた園は自転車通勤する先生ばかりだったので、多少距離はありましたが、車通勤、バス通勤は考えませんでした。
新任だったこともあり、毎日早番で、園の門開け、各部屋の鍵開けの仕事を同期と二人で行いました。

新任といえども、担任を任せてもらえましたが、保育や掃除、運動会や発表会前の準備など、毎日が大忙しです。帰りは、先輩が帰ってしまわないと自分たちは帰られないという雰囲気もあり、毎日帰りも遅くなっていました。

帰宅した後も、書類を書いたり、次の日の保育の準備をしたり、季節ごとに飾るものを作ったりと、寝る間を惜しんで仕事に精を出していました。みんな通ってきた道だから、と先輩の先生は言います。とても、弱音を吐いてはいられませんでした。

もともとプレッシャーに弱いところがあり、寝不足や毎日の保育の疲れで度々体調を崩してしまうことも多く、吐き気でよくトイレに駆け込んでいました。

クラスの子どもたちと関わったり、話したりすることは好きだし、楽しいけれど、保育が終わった後、緊張の糸が切れると幼稚園のトイレで吐いたり、具合が悪くなることもよくありました。

毎日疲れていても、自分のクラスがある、自分が休むと他の先生が自分のクラスと私のクラスとまとめて見なければいけないので迷惑がかかると思うと、幼稚園を休めません。

そんな毎日を送っていくことが次第にきつくなり、勤めていくことが難しくなりました。なんとか、踏ん張って3月の年度までは続けましたが、それ以降勤め続ける勇気はありませんでした。

夢だった保育士ですが、こんなに仕事量が多いとは思いませんでした。せっかくご縁があった幼稚園ですが、長く勤められなくてとても残念でした。

傷ついた夢―保育士としての挑戦と苦悩―

子供が大好きで子供の成長を近くで見て感じていきたいと思っていた私は高校を卒業した後、保育士の専門学校に進学しました。
そして専門学校を卒業後、念願だった夢の保育士として働き始めました。
働き始めた直後は「夢が叶った」と思いながらやる気に満ちていたし、ワクワクしていました。
周りから見ても「キラキラオーラ」が出ていたと思います。
しかし、それがわずか2年で辞めることになりました。
最初のうちはとにかく楽しく仕事をしていたのですが、働き始めて3ヶ月もしないうちにいわゆる「パワハラ」が始まりました。

先輩たちから「覚えが悪い」という理由でいびられるようになり、「子供と接したい」と思っていた私ですが、子供と距離を取らされ、雑用などをさせられるようになりました。
もちろん「自分のやるべき仕事以外の雑用」であり、ほかの先輩たちの仕事(雑用)までやらされていました。

もちろん、先輩たちは私より全然先に帰宅し、私は1人静まった状況で黙々と残って作業をするということも何度もありました。

そんな仕事環境なのに給料はかなり低く、次第に私のモチベーションも下がっていきました。
「子供とふれあって子供の成長を間近で見ていたい」という強い思いがあったからこそ給料が少なくてもやってこれていましたが、保育士としての仕事が「誰でもできるような雑用」になってしまっている状況で、心がやってられなくなっていってしまいました。
そして家ではいつも1人で泣いているような状況になり、「摂食障害」になってしまいました。
ストレスが身体に出てしまうほどの状況に追いやられていったあげく医者にも「抑鬱状態にある」と言われ、退職をすすめられました。
私の夢でもあった保育士という仕事に自分自身の心が傷つけられた結果になってしまいました。
仕事環境、人間環境に恵まれず、自分自身の心と身体を守るために夢でもあった保育士としての仕事を退職するという決断を最終的にしました。

さなだ保育士の軌跡―夢の追求と現実の壁―

私は29歳の男性で「さなだ保育士」といいます。

大学で保育関係の実習を行い資格を取得していました。
特に目的なく、親の勧めで大学に入り、出る時になっても何か目的があるわけではありませんでした。
なので、唯一持っている資格が役に立つ保育園で働くことになりました。
大学との提携施設だったので、面接や試験もあってないようなもの。
簡単に合格することができました。
私はその保育園で一年半ほど働きました。

やめたきっかけは数個あります。

まずは体力的にきついということです。
保育園は意外に朝が早いです。
毎日5時に起きて、7時くらいには出勤となります。
家から園まではそれなりに距離があり、車で走ると渋滞に飲まれ、大変ストレスを感じました。
はっきり言って仕事場につくまでに疲れてしまう状態でした。
出勤時間が無駄と想ったのが辞めた理由の一つです。

次にですが、園の駐車場がとても狭いということです。
先に来ている人とすれ違えないくらいに狭いです。
大型の車できている職員がいると、ぶつかってしまうのでその人よりも奥に車を入れることができません。
狭くて縦長の駐車スペースでした。

一番の問題は園長とウマが合わないということでした。
毎年運動会や生活発表会があるのですが、その最後に園児にお菓子袋をあげています。
園児にあげるのはわかります。
しかしそれと同じ物を、職員にも用意していました。
大人には必要ないし、職員数十人分のお菓子を用意すれば費用もかさむので無駄だと思いました。
そして園長に教員にはあのような物はいらないから廃止してお金を浮かせるように申し出ました。

すると、現場の空気を乱す発言だなどと言われ、それをきっかっけにして、その場とは関係のない単なる私個人への不満、悪口を言い出したのです。
園長はリーダーでありながらまるで猪のようにまっすぐに感情をむき出しにする冷静さの足りない人物でした。
これの下で働くのは情けないと思い、家からもっと近い園に転職することにしました。

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