保育士を辞めた人の本音体験談|新たなキャリアへの踏み出し方とは?

園長の職員贔屓と不祥事…個人経営の保育園の闇について

保育園に3年勤めましたMOMOと申します。
私が勤めていた園は園長が職員贔屓をしていました。

個人経営の保育園で、園長、事務は夫婦で行っていました。

保護者からのクレームやご意見等職員が受け止めていました。

私達が改善しようと話しても保護者の方を持つばかり。

働いている私達にはなんの慈悲もなくただ貶されるばかりでした。

その上新卒で雇った職員は知り合いの娘だそうでちやほやしていました。

参観日に発表するうたの伴奏ができない、ただでさえ足らない職員数にも関わらず37度の熱で3日以上休ませ本来休暇を取っていた職員を呼び出し出勤させるなどしていました。

挙げ句の果てには保護者から「新しい先生が…」と何件もクレームが来るようにもなりました。

園長の報告するも軽く受け流され保護者からの信頼を失いました。

責任はその新人にあるにも関わらず園の信頼も失ったのです。

案の定発表会でもトラブルを起こして保護者からのブーイングの嵐。

分かってくれる保護者の方々は
「先生も大変ね」
「私達は先生が頑張ってること知ってるからね」
と声をかけてくださりました。

その一言でどれほど救われたことか。

これまで散々不祥事を起こした新人ですが一切の謝罪がないのが驚きです。

都度園長や事務に伝達しても
「言っておくから」
の一言です。

知り合いがどれほどの人かは存じ上げませんが園の信頼を失ってまで新人を持ち上げるのかと思いました。

こんな園長の元ではもう働いている意味がない、やりがいがあっても感じられるほど余裕がない、と感じ退職しました。

他にも金銭的な問題や、監査の問題など数多くありました。

自然災害があっても園よりも自宅の様子をすぐ見に行くような園長の元で働いている自分が情けなくみじめでした。

すべての園がこのうよな事案ではないと思いますが、個人経営の施設は何かと闇が深く長続きができない職場と感じます。

わたしは、多くの人がこのようにならないよう祈るばかりです。

保育園での実態と向き合う保育士の葛藤と覚悟

私の住んでいる近所では保育園での常勤保育士を募集しているところが少なく、やっと新規にオープンする保育園での採用が決まり希望いっぱいで入職しました。

もともと多職種からの転職だったので、あれもこれも実践してみたいと夢は膨らむ一方でしたが、保育園の実態を知らなかったことも大きく、働き出して2、3か月で理想と現実とのギャップに戸惑いを感じました。

給与面や休日などの点での不満はさほどありませんでしたが、園長のワンマンさや、理不尽な保護者の対応に耐え切れず結局保育園を、2年半で辞めることになりました。

どこの園でもそれが普通なのかもしれませんが、私にはそれを確かめる方法もわからないままです。

保育園はあくまで保育を必要とする乳幼児を保育する場なので、仕事でないときは預からないというのも理解はできます。

しかし働く両親、特に片親の場合、急な勤務変更ということもありますし柔軟に対応してもよいのではとも思います。
「もう少し働いたほうがいいのではないか、週3で働くなら何曜日にしたほうがいいです」と勤務日数まで指図するのはどうなんだろうと疑問に感じました。
曜日を指定するくらいなので、もちろん急な勤務変更などは聞き入れられず保護者からクレームを受けるのは保育士である私たちです。

RS等の感染症が園で一人出た場合も、たとえ食事中にむせて少しでも咳をしようものならすぐにお迎えの電話を行い、診察して検査を受けて病気でないという診断書をもってきてもらうというのも少しやりすぎなのではと感じていました。

確かに感染症が蔓延する前に防ぐ事は必要なことですが、検査をするのにも一定年齢以上だと保険がつかえず実費になるし、診断書も発行してもらうためには実費がかかります。

言うのは簡単ですが、検査をするかどうかの判断は医師にまかせ、診断がつけば園所定の用紙を提出でもいいのではと思いました。

しかし、そうすることで、「感染症が蔓延し休みを余儀なくされる保護者が増えたら責任とれますが?検査を受けたという証明と病気でないという診断書がなければ登園不可とします」と園長から直々に言われれば、保護者は従わざるを得ず、見ていて何も言えない自分がもどかしく感じました。

もちろん、園での方針に何も言わない保護者が大多数でしたが、中には、明らかな感染症でも登園させる保護者や申請なく早朝から園長時間いっぱいまで預けている保護者もいます。

高熱を出したり、お迎えをお願いしても「忙しいから」と延長保育終了時間まで迎えに来ず、挙句の果てにどうして放置していたのかと怒鳴られることも多々あります。

園児たちは何も悪くないのに、保護者のせいで可愛く思えなくなってきたことが辞めた一番の原因かもしれません。

保育士の疲れとモヤモヤ:保育園退職体験

20代男性、保育園では3年働いた後に退職しました。

私が保育園を辞めた理由はとにかく疲れるということでした。
それを言うとどの職業だって疲れるのはそうなのだと思いますが、この仕事にはちょっとした宿題のようなものが用意されていました。
それがかなり体力的にきつかったのです。

子供には視覚的に楽しく何らかの教えを行わないといけません。
子供が楽しんで遊んで学べるようなオリジナルの工作を考えてくるようにと先輩の保育士に言われました。
疲れて家に帰って風呂から上がるとそんな宿題にとりかかるのです。
これには体よりも頭が疲れます。
よってかなりの精神的なストレスでした。
現場にいるだけで疲れるのに、その外でまで仕事に関する活動なんてしたくないと思いました。

個人的に一番嫌だったのが、子供達の学芸会の最後に、保育士も演劇をしないといけないということです。
よその園のことは知りませんが、私の勤めた園ではそれが園の伝統となっていました。
確かに子供は大人の芝居を見ても喜びます。
しかしこの練習は仕事が終わってから居残って行うものです。
はっきり言って私は参加したくないのです。
しかし全員参加でそうもいきません。
ますこんな小芝居をするのは恥ずかしい。
そして子供が帰った後に疲れた体を起こしてこんな三文芝居の稽古をするのは馬鹿らしいと思いました。
伝統は軽んじるものではありませんが、それにしても続ける意味が分からないと思いました。

園の職員は変に統率だとかチームワークにこだわりを持ちます。
やることへの意義がどうのこうのではなく、足並みを揃えないことで排斥を受けるのが怖いのでとりあえず従っている感じが多いです。
こんな具合で仕事場を離れた飲み会や新年会などの集まりも強制感が強く、断ると何を言われるか分からない感じでした。
ことによるとパワハラにあてはまるものもあったかもしれません。

そんなわけで仕事場にいると人間関係においてもモヤモヤしたものを抱えることになりました。

こういった理由で保育士をやめようとおもいました。
辞めて良かったと思います。

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