保育士を辞めた人の本音体験談|新たなキャリアへの踏み出し方とは?

理想と現実の葛藤:保育士としての悲しい決断

現在33歳の女です。
22歳から志して数年前まで保育士として働いていましたが、辞めてしまいました。
昔から、もちろん今でも子供や赤ちゃんが大好きで、迷わず保育士資格を取り保育園や保育所、子供に関わる場所で働こうと決めていました。
念願叶って保育園の先生として日々大変ながらも色々な経験を積み、楽しく働いていました。
けれど、6年ほど前に新しく赴任した保育園が、典型的な女性園長先生のワンマン保育園で。
園長先生自身も長く保育士をしていたことを売りにし、厳しいを通り越して恐かったです。
他の先生方も園長に常にびくびくしていました。
園長先生が少し厳しくてコワいくらいでしたら辞めるほどのことではなかったのですが、一度、ひどく揉めて決定的に園に不信感を抱いたことがあったのです。
自分の出産や、育休について、職場に相談した時でした。
詳しくは言えませんが、自分は当時結婚したばかりで、もちろんついに自分の子供ももうけるつもりでいました。
それもあって育休や、復帰した後の勤務形態についても詳細を知りたいと思ったのです。
最初に、先輩保育士に相談したところ、あまり良い顔をしません。
育休についても歯切れの悪い回答しかありません。
なので直接園長に聞いてみることにしたのです。
結論から言うと、要は保育園の人手が足りないから休むのはやめてほしい、つまり妊娠するなとのこと。
子供が大好きで仕事にもしているのに、その仕事のせいで自分の子供を作ることができないなんて皮肉すぎます。
これについては何度か、園長や他の先生方にも話しましたが良い顔をされませんでした。
ここの園の雇用理念は根本的に間違っていると思い、考えた末退職しました。
園の子たちは皆可愛く、お母さん方や同僚にも恵まれ、上記以外に特に不満など無く、まさかこんなことで辞めるとは思ってもみなかったので悲しくて悔しくてたまりません。
自分にとっては保育士の安月給問題よりも、園長の方針で保育士たちが安心して妊娠、出産ができないということの方がはるかに重要でショックな問題でした。

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